秋田の釣り二日目


二日目はいつも入っている桧木内川支流にひらり〜さんと入った。


 9月17日、今日はひらり〜さんと一緒に桧木内川支流に入る事になった。クリオンの
朝食を食べ、身支度をする。ひらり〜さんの車に装備を積み込み、コンビニで昼ご飯の買
い出しをする。釣り券も売っていたので購入する。1400円也、少し高くなっていた。
 車はのんびりいつもの場所に入る。大きな栗の木の下で釣り仕度をする。ひらり〜さん
はフライなので忘れ物のないように慎重にチェックする。              

クリオンの朝食。なかなか美味しい。 釣り券を買っていつもの場所で身支度をする。

 川に入ってすぐのポイントでは魚が出なかった。いつもより水量が多いので魚は出るは
ずだが…、何だか勝手が違うのは二人連れだからなのか。ひらり〜さんと交互に釣り上が
る。毛鉤を追う姿は見たので魚はいる。大きな淵の淵頭に魚の影が見える、そぅっと近づ
いてパチンコ釣法で攻める。三投目に魚が反応した。真っ直ぐに毛鉤を咥えたのを合わせ
る。大きな手応えで上がって来たのは丸々太ったヤマメだった。           
 その後、上の淵でも大きなヤマメが釣れた。これもまたパンパンに太っているヤマメだ
った。こんな太いのをここで釣った事はなかったので驚いてしまった。6月にはシャープ
なヤマメも9月になるとこんなに太るのか……。                  

川に降りてこれから釣りに入るひらり〜さん。準備運動。 淵のヤマメをパチンコ釣法で釣った。やけに太いヤマメだった。


会心の笑顔を写真に撮ってもらう。 次に釣れたヤマメも大きくて太いヤマメだった。


このポイントの淵頭にいた。 ひらり〜さんがヤマメを釣った。

 ひらりーさんがヤマメを釣った。急いで写真を撮りに走るがすぐにリリースしてしまい
写真が撮れず。本人曰く「小さかったから」とのこと。しかし、これでお互いにボウズが
なくなり気分良し。                               
 その近くでまたヤマメが釣れ「今日はいいぞ!」と心の中で叫ぶ。みんな大きな魚でお
まけに太い。なんという事か。いい型のヤマメが次々に釣れる。読みも当たっていて、こ
の流れは流心、この淵は淵頭などなどピタリと大きなヤマメの場所がわかった。こんな日
もある。しかし、ひらり〜さんには気の毒な事をしている。ひらり〜さんが釣った後にこ
ちらに出る魚の方がどうも平均して大きい。これではガイド役にならない。      

いい型のヤマメが釣れた。 これもいいヤマメだった。


産卵期を前にしたオレンジ色の側線がきれいだ。 これも赤いヤマメだった。

 ひらり〜さんのラインさばきは巧みで、毛鉤がポイントに正確に入る。しかし、ドラグ
が掛かりやすく、その分損をしている感じだ。この川に馴れている分、こちらに分がある
ようだった。ボサの多い川だからフライラインのさばきに神経を使っている為かもしれな
い。景色の良い場所ではやはりフライマンの方が絵になる。大きな淵や大きなポイントで
はフライの方が有利だった。ただ、掛かるのが中型ばかりだったので、別の問題もありそ
うだ。それが何なのかわからない。                        

ひらり〜さんがヤマメを釣った。 俺もヤマメを釣った。いい型。


会心の釣りに思わず顔がゆるむ。 ひらり〜さんがヤマメを釣った。


いいヤマメが釣れた。 大きなプールでフライを振るひらり〜さん。


大きなカツラの木とひらり〜さん。 堰堤下でイワナが釣れた。今回の初イワナがこの場所。

 途中の堰堤は藪こぎで高巻きした。いつも釣らない堰堤上の広いプールだったが、ひら
り〜さんが準備をしている時間、何気なく毛鉤を流したらイワナが釣れたので驚いた。 
 その上のプールでひらり〜さんもイワナを釣った。ひらり〜さんが仕掛けを直している
間、これも何気なく同じポイントに毛鉤を流していたら、倒木の陰からいきなり大きな影
が飛び出した。合わせると抵抗がすごい。「これはデカイ!」思わず叫んで、岸に引き上
げる。竿のグリップより長い!「尺だ。尺イワナだ!」なんと尺イワナが釣れたのだ。 
 これにはひらり〜さんも私もビックリした。今まで一度も釣った事のない場所だったか
ら余計びっくりした。「こんな所にいるんだぁ…」まだ信じられない。        

堰堤上のたまりでイワナが釣れた。 尺イワナが釣れた。素直に嬉しかった。


わたくし満面の笑みでございます。 脱渓点の堰堤でロッドを振るひらり〜さん。

 しばらく本流を釣り上がると脱渓点の堰堤に到着した。ここではしばらくひらり〜さん
の釣りを見学する。当たりはあったが掛からなかった。そこで交代して私が毛鉤を振る。
何度目かに大きな水しぶきが上がり、イワナがヒットした。25センチのイワナだった。
 それを見たひらり〜さんが「今度は俺が…」と再度交代する。しばらくしたら大きな当
たりががあり、ロッドが弓なりになっている。「これはデカイ!」と駆け寄る。ひらり〜
さんは大きな魚を何とかネットに収めた。これはネットがあって本当に良かった。そのま
ま上げたら間違いなくラインが切れていた。                    
 ネットに収まったヤマメを見て「尺ヤマメだぁ!」とひらり〜さんが叫ぶ。なんと太い
魚体か!両手に持って写真を撮る。ひらり〜さんの両手が震えている。「俺、こんなデカ
イヤマメは初めてですよ!」と嬉しそう。尺ヤマメは初めて釣ったとのこと。良かった良
かった。最後の最後に大物が出て最高の釣りが出来た。               

粘って釣った25センチのイワナ。 ひらり〜さんが尺ヤマメを釣った。


ひらり〜さんの両手が震えていた。 リリースして脱力してしまったりらり〜さん。

 この日、イナさんも尺イワナを釣った。その時の写真を預かったので掲載する。このイ
ワナは夕食時に塩焼きになってテーブルに出てきた。もちろんそれを食べたのはイナさん
だった。尺イワナを食らうイナさんの嬉しそうな顔。                
 初日に加藤さん、二日目に私とひらり〜さんとイナさんが尺を釣るという最高の展開。
みんなニコニコ顔で乾杯した。楽しい宴会は店の閉店時間まで続いた。        

この日イナさんが別の川で釣った尺イワナ。 大きなイワナが塩焼きになって宴会の花になった。


店の終わり時間まで飲んでいた。尺を釣った四人衆。 尺イワナを食らうイナさん。嬉しそう。




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