阿仁川支流の釣り


秋田の釣り1日目はいつもの阿仁川支流へ。


 9月13日から秋田に来ている。9時間走って仙北市のクリオンに泊まった。いつもの
メンバーとは今晩合流する。以前は前日車中泊で釣りをしていたのだが、今はもうそんな
体力・気力がなくなった。温泉で体を休め、しっかり朝食を食べてから釣りに出かけた。
 今日はいつもの川、阿仁川の支流だ。                      

朝から晴れて気持ちいい日だった。 下流へ二十分歩いてから入渓した。水が少ない。

 いつものスノーシェード脇に車を停めて身支度をする。ここから1日釣る距離分を下流
に歩き、適当な場所で入渓するのがいつものパターンだ。下流に向かって歩くのがいい足
慣らしになる。車から降りてすぐに川に入ると、バランスを崩して転倒することがある。
転倒は大きな怪我につながるので、歩いて体のリズムとバランスを整えてから入渓するの
が自分のためにもなると考えて実行している。                   

朝大きな倒木がある。ここからは魚が出なかった。 渓流の両側はこんな立派な木が並んでいる。

 二十分ほど歩いて川に降りると水が少ない。晴れているし、厳しい釣りになりそうだ。
渓流の景色は最高だが、魚の機嫌がどうだがわからないのはいつものことだ。案の定10
時頃まで魚が釣れなくて焦ったが、10時以降にポンポンと釣れ始めた。この季節でも気
温が上がるまで活性化しないのか?・・と不思議な気もしたが、これも毎回のこと。魚の
気分はわからないし、釣れてくれればそれでいい。遊んでくれてありがとうという感じ。

やっと暖かくなってイワナが釣れた。 愛おしいイワナの顔をアップで撮る。


最初の一匹は嬉しいものだ。 とりあえずボウズがなくなりホッとして自撮り。


この川の苔むした岩。水位が安慶している川の証拠だ。 いい型のヤマメが釣れた。

 この川は本当に流域の景色が良くて、遡行していて飽きない。背の高い渓畔林が天井を
覆い、毛針を自由に振ることができる。このような川は少なく、また淵がなく瀬ばかりと
いうのもありがたい。淵がないことで餌釣り師が入らないからだ。テンカラ師にとって天
国のような川だ。おまけに魚が遊んでくれるのだから言うことはない。        

いいヤマメが釣れると嬉しい。 むき出しの木の根が美しい。こんな場所もたくさんある。


いいヤマメが釣れて笑顔のVサイン。 小さなイワナがスレで釣れた。ありがたい遊び相手。


何故かヤマメが釣れ続く。 いいヤマメが釣れた。

 それにしてもこの川の景色は素晴らしい。大きなイタヤカエデ・サワグルミ・トチノキ
などが豊かな渓畔林を形成している。下層はシダが密生し、灌木も豊かだ。何より木が大
きいので毛針が木に引っかからないのが嬉しい。気分良く毛針を振り込むことが出来る。
 淵が少ないのでエサ釣りの人が入らないのがいい。瀬の多い浅い川は毛針釣りの天国だ
。おまけに魚が多いのだから言うことはない。毎年、この川を歩くのが楽しみで秋田まで
足を伸ばす。                                  

満足の型のヤマメが釣れた。 明るく広い瀬が続く。ここでは魚は釣れない。


ヤマメがいっぱい釣れて大満足な笑顔。 綺麗な川には綺麗な魚が住んでいる。


今日は何故か釣れるイワナが小さい。大型は登った後か? 渓流の周囲の森が美しい。

 全部で15尾のヤマメとイワナが遊んでくれた。イワナの大きい個体は産卵のために上
流へ行ってしまったようで、小さいイワナしか釣れなかった。その代わり、ヤマメは全部
大きかった。大きいヤマメが釣れたので大満足の釣りだった。イワナよりもヤマメの方が
好きなので大きなヤマメが遊んでくれたのが嬉しかった。              

大きなイワナが釣れた。 大きなヤマメが釣れた。これはいい型だ。


惚れ惚れするヤマメ。 この顔がいいね。


イワナが釣れた。 最後の最後に尺ヤマメが釣れた。なんと言うこと!

 6時間釣りをして脱渓しようとした場所で、なんと尺ヤマメが釣れた。浅い瀬だったの
で根がかりかと思ったら魚だった。下流に走られたのだが、なんとか引きずり上げた。い
やあ痺れるやりとりだった。でかいヤマメは圧力が違う。よく針が外れないで上がってく
れた。この1尾で大満足。意気揚々と杣道を登って車に着いた。           

どうだこのデカさ!尺ヤマメが釣れたよ!!! この顔、この大きさ、すごい。


手に持ってぶら下げる。この大きさ・・・ 帰り道も尺ヤマメの余韻に浸っていた。




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