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| 世間は大雨だというのに、川は渇水している。 | 早々にイワナが釣れて良かった。 |
案の定、魚の出が悪い。河原の石に残る濡れた足跡も気になる。それでもイワナが出て
ボウズがなくなり安心してゆっくり釣りを楽しむ。相変わらず綺麗な川だ。釣れなくても
綺麗な川を遡行するのが楽しい。夕方から雨が降る予報なのだが、空は晴れていて暑い。
昼までに３尾のイワナ、２尾のヤマメが釣れた。大きい魚が毛鉤の手前でターンするの
が何回か。「下手くそ！ちゃんと食え！」と心の中で叫ぶ。水が少ないとこういう事が多
くなる。ドキドキ感がたまらない。
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| またイワナが釣れた。嬉しい。 | こんなポイントで。 |
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| 真っ黒いイワナが釣れた。渇水の時によくあるパターン。 | こんなポイントで。 |
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| まあまあの釣りが出来てニッコリ自撮り。 | やっとヤマメが釣れた。 |
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| いい顔をしてます。 | またヤマメが釣れた。 |
今日はなぜか川ネズミが多かった。変な動きの魚だなあと思ったら岩に登ったりしてい
るので川ネズミとわかった。これがなんと釣れてしまったのだ。当たりだと思って竿を合
わせたら、ラインにネズミが触れたようで尻尾に鉤が刺さっていた。すごい抵抗でライン
に絡まるのではと心配したが、チュウ〜チュー大騒ぎをしているうちに鉤が外れて、飛ぶ
ように川に消えた。川ネズミが釣れるなんて、運がいいんだか、悪いんだか。初めて間近
で見た川ネズミは、普通のネズミと全く同じだったのにもびっくりした。
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| いいヤマメが釣れた。 | またヤマメが釣れた。 |
高巻きの場所で竿を収納するときに変な感覚で竿がぐにゃりと曲がった。「あれっ？」
と思って竿を見ると、何とトップが根元から折れていた。強く押したつもりはなかったの
で、どうやら傷があったのだろう。仕方ないので予備竿を出して高巻き後の釣りを再開し
た。しばらく釣りをして毛針を枝がかりでロストしたので交換しようとポケットを見たら
チャックが開いていて、毛針がケースごと失くなっていた。おまけに偏光レンズのケース
も失くなっていた。チャックの閉め忘れだった。これはショックだった。よくある事とは
いえ、貴重なものを落としてしまったのは情けなかった。
午後、急に魚の反応がなくなった。浅い川の歩く場所が先行者と同じようで、川底の苔
が歩く場所ごとに白くなっている。これは多分同じ釣り方をする人なのだろう。遡行する
うちに明らかに濡れたばかりの足跡が岩についていた。これを見て今日の釣りを諦めた。
どうやら先行者に追いついてしまったようだ。まあ、こんなこともある。午後はイワナ１
尾、ヤマメ１尾の追加だった。
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| こんな淵では何も釣れない。綺麗だけど・・ね。 | 脱渓点のサワグルミの木。渓畔林が綺麗だった。 |
脱渓して帰る林道の素晴らしさ。サワグルミやトチノキが高い天井を形成し、両側の斜
面にはシダの葉が一面に茂っている。この道を歩くだけで気分良くなる。
しかしまあ、竿は折るわ、毛針をケースごと落とすわ、偏光レンズケースを落とすわ、
川ネズミなんぞを釣るわ・・・ひどい１日だった。でもまあ、魚の出はイマイチだったけ
れど、雨に降られなかったし、良しとしよう。
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| 帰りながら覗いた淵。大きな魚が走った。 | 苔が綺麗な川なので、見ながら歩くのも楽しい。 |