ホームリバー再び


雨が降ったので、翌週再度ホームリバーへ。


 7月10日、再びホームリバーに遠征した。昨日那須地方には30ミリの雨が降ったと
アメダスの記録にあった。先週は渇水だったのだが、雨の後ならいいんじゃないか・・と
思って出かけたものだった。川に向かう道は所々水が出た痕跡が残っており、前日の雨が
本当だったことがわかった。                           
 8時半に到着すると、駐車場に車が3台停まっている。3台ならば御の字。すぐに着替
えて歩き出す。まだ雨は降っていないが、いつでも降り出しそうな気配がいっぱいだ。林
道脇に咲いていたヤマアジサイの花が鮮やかで綺麗だった。             

林道を歩いて川へ向かう。湿気がすごい。 林道脇のヤマアジサイの花がブルーで綺麗だった。

 いつもの橋から入渓する。最初のポイントでいきなりヤマメが出た。それもいい型のヤ
マメだった。これは嬉しかった。もしかしたら、今日はいい釣りができるかもしれない。
水量は先週の倍くらいあって、増水している。先週と全く様相が変わっていて、全く違う
川のようになっている。川霧が川面を覆い、先が見えないくらいだ。         

いきなりヤマメが釣れた。 それも結構いい型だったので嬉しかった。


湿気が多く、川霧がものすごかった。 今度はイワナが釣れた。

 何でもない場所でイワナが釣れた。増水するとこんなことがあるから楽しい。どうやら
先行者もいないようだ。先行者は多分、餌釣り師で、奥に入ったのだろう。安心してゆっ
くり釣りが楽しめそうだ。ボウズがなくなったのでニッコリと自撮りをする。     

いい型のイワナが釣れた。 いい出だしにニッコリと自撮り。今日は良さそうだ。


またイワナが釣れた。 今度はヤマメが釣れた。綺麗なヤマメだ。

 釣り上るとすぐにまたイワナが釣れた。なかなかいい型のイワナだった。こんな湿った
日は魚の反応がいい。ただ、腕が悪いので何匹も外したりして落ち込むことも多い。それ
も渓流釣りの楽しみなのだが、釣れるに越したことはない。             
 いいヤマメが釣れて気分良く遡行する。先週と釣れるポイントが全く違う。ある淵で不
用意に投げた毛針に大物が反転した。ギラリと光った体高の高さは間違いなく大きなヤマ
メだった。しかし、残念ながら合わなかった。これは悔しかった。          

増水しているので先週とはポイントが全く違う。 いい感じでヤマメが釣れた。


こんなヤマメが出てくれると嬉しい。 このヤマメは丸々していた。

 昼近くに雨がシトシト降り出した。カッパを着て昼のおにぎりを食べる。雨で濡れてい
て座れないので立ったままの昼飯だ。魚の反応がいいので雨の中の休憩もそこそこですぐ
に午後の釣りを開始した。相変わらず小雨模様が続いている。雨の日で困ることは、シャ
カシャカが効かなくなること。ドライシェイクという粉で毛針を浮かせているのだが、こ
れが湿気で固まり、毛針の浮力がなくなって沈んでしまうのだ。新しいドライシェイクを
買わなかったせいで、今回はやかに早く毛針が沈むようになってしまった。これは今日の
反省点だ。魚が釣れると魚のヌルで一層毛針は浮かなくなる。雨の日あるあるだ。   

いい型のイワナが釣れた。 こんな感じのイワナ。


丸々太ったヤマメが釣れた。 どうです、この魚体。

 午後も魚が機嫌よく遊んでくれた。もうそろそろ上がろうかなと思っていたら、先週の
釣行で竿を折った場所に来た。「ここで先週竿を折ったんだよな・・」などと思いながら
岩を見ていたら、その岩の下に見覚えあるものが!                 
 なんと、失くした毛針ケースと偏光レンズカバーが落ちていた。二つ並んで、まるで待
っていたかのように目に飛び込んで来た。これは驚きと嬉しさで舞い上がってしまった。

 こんなことがあるなんて・・・本当に来て良かった。この一週間、人もいっぱい入った
だろうし、大雨も降っただろうし・・よくまあ同じ場所で残っていたものだ。いやあ、嬉
しかった。この出来事に感激して、今日はここで脱渓することにした。もう充分だ。  
 結局ヤマメ6尾とイワナ7尾が遊んでくれた、大満足の釣行だった。        

失くしたものを拾って上機嫌の笑顔。最高だ。 林道を歩く足も軽い。


この淵は釣れないんだよね・・・横目で見ながら歩く。 さあ、出口だ。着替えて帰ろう。




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