北海道OLM-2日目(ハミさんの45センチ)
ついに出た45センチ! 西別川のアメマスは今年も健在。
北海道OLM-2日目(ハミさんの45センチ)
3:00起床、さっそく眠い目をこすりながら沢割り。くじ引きで入渓点を決める。
私はshinyaさん、山男魚さん、ハミングウェイさんと4人で送電線の上を釣る事に
なった。リーダーはshinyaさんだ。眠い目をこすりながら釣りの準備をする。雨が
降っているので忘れ物のないようにしなくてはならない。
コンビニで食料調達、おにぎりとソーセージを買う。思いの外雨が強い。私はハミ
ングウェイさんの車に乗って雨のドライブ。西別川さんの車に着いて牧場の中の道
をひたすら走る。途中、西別川を橋の上から見る。雨のためだいぶ増水しているよ
うだ。濁りもひどいので、そこで相談して上流に行くことにする。
虹別の手前、関山橋から入渓する。濁りはあるが水量は問題ない。しっかりと釣り
支度をして川に入る。4人でテンポ良く釣り下る。山男魚さんが餌釣り、shinyaさ
ん、ハミングさん、私がルアー釣りである。私はラパラのピンクヘッド5センチを
使う。濁った川ではこれが見やすくて良い。
さい先良くすぐに20センチくらいのアメマスが釣れる。雨がバシャバシャ降って
いるので合羽の中からカメラを出す気になれず、そのままリリースした。そのまま
最後尾を釣っていたら、突然「kurooさあ〜〜ん、kurooさあ〜〜〜ん!」と呼ぶ
山男魚さんの声。
ハミングウェイさんが釣った45センチをリリースしたところ。
shinyaさんは絶好調。次々にアメマスを釣る。
何かあったか?と急いで川の中を走る。角を曲がったところに山男魚さんとハミング
さんが何やらのぞき込んでいる。見ているのはタモだ。タモの中には巨大なアメマス
がいた。「で、、でかい!!」頭がタモからはみ出している。太くてでかい堂々たる
アメマスだ。写真を撮ろうとカメラを出した。ハミングさんはフォーセップで針をは
ずそうと頑張っている。
カメラを向けた瞬間、針がはずれてアメマスがタモから飛び出した。大きな水しぶき
が上がり王者は川に帰っていった。「いっやあデカかった!あれは45センチだよ」
山男魚さんが興奮している。ハミングさんは声が出ない。ルアーを持った手がぶるぶ
る震えている。「いや、いきなりガツンと来てさあ・・・・」声が上擦っている。
その後順調に釣れ続く。倒木の影から35センチのアメマスが出た。「ドン!」とい
うアタリのあとゴンゴンという引きを味わい釣りあげた満足の一尾だった。
魚にピントが合わず後ろの二人にピントが合ってしまった。
釣れた魚を寄せているところです。
高巻きの際の再入渓の時に山男魚さんが「沈!」のアクシデント。山男魚さんもしば
らく我慢したがそのうちどうしようもなく寒くなってきてブルブル震えていた。見か
ねたハミングウェイさんが「一旦上がりましょう」と言って、そのまま上がる事にな
った。
やったぜ見てくれ!
ニジマスが釣れた。
たまたま見つけた養魚場の道をたどって歩いていたら入渓点にほ程近い場所に出た。
これは幸運だった。さっそく山男魚さんは着替えて暖まる。ハミングさんが暖かいコ
ーヒーを入れてくれた。shinyaさんは新しい脱渓点が見つけられたと喜んでいる。私
は釣りながら採ったタモギタケの収穫に大満足。
休憩後3人で再度入渓し、ゆっくり釣って30センチクラスを追加した。時間になっ
て上がる時が一番大変だった。shinyaさんが先頭を藪こぎしながら歩くのだがshinya
さんのあまりの速さに姿を、見失ったり、道を見失って人でウロウロしたり。養魚場
の脱渓点に戻った時は疲れ切ってしまった。
どうだい!このサイズ。
はっはっは、今日は絶好調!
大急ぎで昼の集合場所に向かう。集合場所の送電線下にはすでに西別川さん、ムラサ
さん、 Kuny's さんが待っていた。3人ともハミングさんの45センチの報にビック
リしていた。その後、待っても待ってもひろしさチームが来ないので昼食に行く。
ひろしさんチームは後で聞いたところ、濁りがひどかったので知床へエスケープした
のだそうだ。
いつもの「かつら」でエスカロップを食べる。話題はもっぱら午後はどこで釣るか。
2:00、西別川さん、shinyaさん、Kuny's さん、ムラサさんと私の5人で虹鱒を
釣りたいという事で虹鱒ポイントに入る。アメマスよりも虹鱒を釣りたいというのが
全員の希望だった。
いつものように牧場を歩く。ここは午前中よりもだいぶ下流なので水量が多い。身長
の高いshinyaさんが先頭で進む。ムラサさんが流れを読み、的確に指示を出す「そこ
渡れます。」「そこ深いですから気をつけて・・」この濁って底が見えない川でよく
分かるものだ。これが経験の差なんだろう。後で聞いたら流れの筋と表面の波立ち具
合で分かるのだそうだ。
体高のあるすばらしい42センチのアメマス。
こちらも好調、35センチのアメマス。
この二人のおかげで「沈」しなくて澄んだような気がする。何せ、底がまったく見え
ず、足先の感触だけが頼りで腰以上の深さの川を歩いているのだから・・・
shinya さんが42センチを上げた。体高のある堂々としたアメマスだった。タモに
納まった姿をカメラでパチリ。shinyaさんは満足の笑み。私はここで35センチを
2尾上げた。最後の最後に西別川さんが「kurooさん、最後にあそこ、投げてみて下
さい。」と言ってくれた。そこに投げたらズバリ的中、本日の有終の美を飾らせても
らった。