瀬音の森日記 22


雑誌の取材を受ける



1998.12. 7

12月4日(金)フライフィッシャーの滝さんという方からメールが入った。 
内容は、1月22日発売の「Fly Fisher誌」のART GALLERYページに瀬音の森
の魚達を載せたいので取材させてもらえないか?というものだった。     

Fly Fisher誌はつり人社のフライフィッシング専門誌で、釣りの中では比較的難
しいとされるフライフィッシングをきれいな写真と文章で構成している素晴らし
い雑誌である。私もフライフィッシングをやっているので当然この雑誌は知って
いたし、その表現する世界に憧れてもいた。特に、ART GALLERYのページを絵
を趣味にする私はいつも楽しみにしていた。だから、今回の突然のFly Fisher誌
からの申し出はとても驚いたと同時に嬉しくもあった。           

個展の疲れがまだ残ってはいたが、12月7日(月)に来社して頂けるという事
なので快く取材を承知した。                       

月曜日の午後、Fly Fisher誌編集部の滝さんがやって来た。すごく若い人だった
のでちょっとびっくりしたが、さすがにつぼを抑えた話しぶりに編集担当者とい
う事を納得した。会社の応接にはリバーランズスルーイットの映画ポスターが貼
ってあるので、その辺から話題がスムーズに進み、約1時間半の取材となった。

作品を描くきっかけ、素材の選び方、描き方、釣りとのつながり、個展の話など
を話す。途中から釣りの話になったり、デザインの話になったり、岩井さんの話
になったり、いたるところで脱線しながら取材は続いた。          

そして、瀬音の森の話、ポストカードの話へと話題を変える。滝さんは「釣り人
の作る森」の話に大いに興味を示してくれて「具体的な活動をする時は連絡下さ
い。取材に行きますから」と言ってくれた。瀬音の森の話がFly Fisher誌に載る
事を考えると何だかすごく自然な感じがする。これは面白い流れになってきた。

作品の写真(ポジフィルム)を3点選んで編集部に持ち帰りたいと言うので、フ
ァイルから選んでもらった。滝さんが選んだのは「秋の荒瀬に」「秋の光」「ゆ
らり」の3点だった。後日、この3点の中から「秋の荒瀬に」を使わせてもらい
ますという電話が入る事になる。                     

瀬音の森発起人の高橋さんが購入してくれた絵なのでちょうど良かった。高橋さ
んにも喜んでもらえると思う。売ってしまった事をちょっぴり後悔もしたが。イ
の一番に買ってもらったのだから仕方ない。全国の人に見てもらえるんだから良
しとしよう。                              

皆さん、1月22日発売のつり人社発行「Fly Fisher」を書店で見て下さい。A
RT GALLERYのページに私の絵「秋の荒瀬に」が載ります。         

文章は取材に基づいて書かれるのでどんな文章になるか分からないが、瀬音の森
について書いてくれれば良いなあと思っている。どんなページになるのか、今か
らドキドキしている。                          

これも瀬音の森の追い風かな?                      

さあ、あとはまた明日から。