瀬音の森日記 42
会報を作る
1999. 3. 16
会報作りは遅れに遅れてしまった。原因は事業内容が決まらなかった為だ。瀬音
の森の活動は初年度という事もあり、1月の総会で明確な事業計画が出せなかっ
た。それが、イザ会報で通知しようとする段階でネックになってしまったのだ。
何を、どこで、どんな方法でどうやるのか?具体的に決めて明文化するのはけっ
こう大変な作業なのだ。仕事の合間に炭焼きをして、その合間に会報をまとめる
。いったい何をやっているんだか分からない様なありさまで、釣りに行く時間も
ない。
おまけに体調を崩して会社を休んだり、オイオイ大丈夫かい?ってな感じだ。
3月に入って、エイヤッ!っとばかりまとめに入る。高橋さん・中野さん・杉浦
さんに会報用の原稿を依頼した。中野さんは即日原稿が来た!す、す速い・・・
翌週には高橋さん、杉浦さんの原稿も来たのでレイアウトに入る。
デザインはシンプルなものにしたい。さもデザイナーがデザインしました・・と
いうのは嫌なので素人風なデザインにしたい(何だか変な表現だがそんな気分)
まあ、デザインに凝るよりは中身だと、これはホームページ作りで良く分かって
いる。デザインが力になるものと邪魔になるものがあるという事だ。
新しい編集者が出来たら、どうにでも作り替えられるものの方が良い。進化する
会報の方が見る人も楽しいし、それが会の成長を表現したりもする。今は、そん
な深い事を考えている訳ではなく、単に簡単に作るための言い訳に過ぎないのだ
が、そんな事も考えながら会報を作っているのだという事を分かって欲しい。
何だか言い訳が多いなあ・・・(反省)
シンプルなデザインの表紙にはイラストを使いたい。それもペン画で。ペン画と
言えば会員の澤田さんがペン画をやっている。急いで電話して会報の表紙用のイ
ラストを依頼した。短い納期にも澤田さんは快く応じてくれて2日後にはすてき
な「こぶし」のイラストが届けられた。
会報の大きさはB4を二つ折りにして2枚重ねた形にした。B5版8ページが基本
形になる。3枚にすれば12ページ、4枚にすれば16ページになるという事で
、将来どんなにページが増えても大丈夫なのだ。これをB5のファイルに閉じれば
これからの会報が重なって1冊の本になるはずだ。
今後は連載ものや寄稿文、紀行文などを入れたり、提言のコーナーなどを入れて
行きたいと思っている。とまあ夢は大きいのだが、今は目の前の8ページを埋め
る事を考えなければならないのだ。頭の痛い作業が続く。
会報の印刷の見積もりを取らなくてはいけない。会員の田崎さんが印刷会社に勤
めているので連絡して見積もりのお願いをした。会員価格(そんなのあり?)で
やってもらう事、木材チップを使わない「ケナフ」という草パルプを使った紙で
印刷してもらう事を条件に出した。瀬音の森の会報として「ケナフ」を使う事だ
けは譲れない。
出てきた見積もり金額は¥39、000。100部印刷して二つ折りまでの金額
だ。一部390円、会員65名ではこの単価も致し方ないところだ。二枚重ねと
パンチ穴あけは私がやる事にしよう。田崎さんには無理を聞いてもらった。
さて、レイアウトに戻る。1・2ページは役員4人の所信表明のページで、黒沢
高橋、中野、杉浦の4役員が原稿を書いた。3ページは1月の設立総会の議事録
をまとめ、4ページは瀬音の森会則とプロジェクトの案内を入れた。
5ページには瀬音の森日記から「営林局で西丹沢の話を聞く」をいれ、6ページ
には同じく「西木村、森作り意見交換会」を入れた。これはホームページへのア
クセスが出来ない会員の皆さんの為に、主な動きを知って頂きたくて掲載したも
のだ。こうして読んで頂いている皆さんには二重表示になってしまうので申し訳
ないのだがご容赦願いたい。
7ページには最も悩んだイベントの連絡が収録された。秩父安谷川での稚魚放流
と清掃ボランティアの募集である。他に10月の秩父東大演習林見学ツアーの予
告と定例会の案内を入れた。第一号にあまり力を入れると後が尻すぼみになって
しまうので、このくらいで充分だと思う。3月23日発行です。
今後会員の方の意見・提言・提案・報告などをどしどし掲載するつもりなので、
原稿依頼が来たら是非協力して頂きたいと思う。
やっと一段落して、あとはまた明日から。