瀬音の森日記 50
第一回 瀬音の森 定例会
1999. 4. 8
4月8日(木)初めての定例会が、会員10名オブザーバー3名の参加で開催さ
れた。会場の青山コピスは自然保護活動をしているグループがよく使う喫茶店で
店内には各種のビラが貼ってあったり、様々な書籍が並んでいたりする。いろい
ろなグループの活動が肌で感じられる場所であり、店内禁煙の喫茶店でもある。
定刻の7時に会は始まった。配った資料の表紙には今日の議題が列記してある。
●【瀬音の森・くまもと】の案内 ●西木村市民参加林業の概要 ●小菅村漁協
の取り組み紹介 ●かながわ森林づくり公社の案内 ●【瀬音の森・西丹沢】の
現状報告 ●秩父・東大演習林の紹介 ●その他連絡事項・・となっている。
私が司会進行という形で会は始まった。まず、参加者の自己紹介。今日初めて会
う人もいるので全員の自己紹介が必要なのだ。特にオブザーバーとして阿部さん
のお嬢さん2人と友人の3人の若い参加者があったので、皆さん簡潔で分かりや
すい自己紹介を心がけた。
議題の方は、●【瀬音の森・くまもと】の案内では、会長の安藤さんからもらっ
た地図と写真で現況報告をし、吉無田の森の写真を見ながら下刈りの話をした。
●西木村市民参加林業の概要では、先日の「ぶなの森体験塾」で聞いた西木村の
高橋林業係長の話をした。市民参加林業3本の柱、1)観光客誘因の為のイベン
ト的林業体験、2)ふるさと作りの林業体験、3)市民運動としての林業参加。
●小菅村漁協の取り組み紹介では、漁協がなぜキャッチアンドリリース区間設定
を決めたかを書いた文章を紹介した。山村が直面する問題が出ていて興味深い文
章で、釣りを趣味とする人には読んでおいて欲しい文章だ。
●かながわ森林づくり公社の案内では、公社から届いた今年度の資料を見ながら
ボランティア参加費を500円取る事になった事や、今年度のボランティア募集
の一覧表を見てもらった。詳細な計画に驚きの声が上がった。
●【瀬音の森・西丹沢】の現状報告では、営林局との交渉経過と内容を伝え、現
場を地図上で確認し、現況を説明した。この場所は丹沢でも重要な場所で、ここ
に瀬音の森が出来る事は大きな意味がある。
●秩父・東大演習林の紹介では、地図とパンフレットで演習林がどんなところか
?そしてどんな森があるのか?を見てもらい、見学会をいつ開催するかを検討し
た。見学会は10月16日(土)17日(日)又は、23日(土)24日(日)
の宿泊込みのプランを立てる事になった。場所への距離を考えると、日帰りでは
時間的に難しいので1泊プランで東大に申し込む事にした。
●相談事項1、瀬音の森ポストカードの販売方法のアイデア募集。どうすれば瀬
音の森ポストカードを多くの人に届ける事が出来るか?を相談したが、名案は出
ず、会議室等でもっと幅広く意見を求めようという事になった。
●相談事項2、瀬音の森パンフレットサンプル回覧。パンフレットは急いで製作
し、会員各位の手元に届けて、各会員から瀬音の森の紹介をしてもらう事になっ
た。また、英訳は専門の高橋さんにお願いする事になった。
●相談事項3、川辺川ダム建設反対を瀬音の森で表明する事。川辺川ダム反対の
運動は正念場を迎えている。我々瀬音の森も川を守るという立場から反対表明を
して、反対の最後の砦となっている球磨川漁協を応援していく事になった。今後
新アセス要求署名運動などに参加していく。
●相談事項4、ボランティア保険。イベント参加者へのボランティア保険につい
ては会員の中に保険のプロがいるので、その人と相談の上、保険設定をしようと
いう事になった。
やはり、こうして顔を合わせて話をするのが良い。様々な提案ももらえるし、今
まで一人で考えて悩んでいた事が瞬時に解決したりする。総会にかける程ではな
いが、決めて行かなければならない事がたくさんあるので、こういう機会はあり
がたい。
文書で伝えられないニュアンスや写真・地図などが見るだけですぐに分かり、内
緒の話なども折り込みながら立体的に話を進められる。今後、具体的に活動する
ようになると参加者からも様々な発言や意見が出るようになるはずだ。
終了後の二次会はおでんがおいしい「縁なすび」で・・・こちらも定例会になり
そうだ。阿部さん一家も合流してにぎやかに話がはずんだ。
しゃべり続けて声がかすれてしまった・・・・あとはまた明日から。