瀬音の森日記 61


安谷川イベント前夜祭



1999. 5. 15


イベントの前日、準備の都合で朝7時半に家を出る。今夜はキャンプ場で前夜祭と
なるので久しぶりにキャンプ道具一式を積み込んでいる。車は順調に走り、安谷さ
ん、JICKYさんと待ち合わせている守屋さんの家に向かう。          

9時半、守屋さんの家に到着。守屋さんはすぐにチェーンソーとマサカリ、鳶口を
出してくれた。JICKYさんがやってきて、間伐材の運び出しを手伝ってくれる。こ
れを安谷さんの軽トラに積み込んでキャンプ場まで運ぶのだ。丸太にチョークで切
る位置の印をつけているところに安谷さんの軽トラが到着。すぐに荷台の長さに合
わせて丸太をチェーンソーでカットして積み込む。今晩と明日用の薪束も積み込ん
で3台の車はイベント会場の日野渓谷キャンプ場を目指す。          

キャンプ場に着いて軽トラからから丸太を降ろし、濡れないようにブルーシートを
かけておく。管理所からログキャビンのカギを借りて荷物を移しているところに式
部さんの車が到着した。山男魚(やおめ)さんが降りてくる。広場にテーブルとイ
スを出して落ち着く頃には山男魚さんの手にはビールが握られている。     

雨がパラパラと落ちてきた。式部さんはJICKYさんと釣りに行き、私とカミさんは
明日の食材の買い出しに行く。RYONさんが友人と到着し、2人で安谷川に釣りに
行く。山男魚さんは留守番になってしまって申し訳なかった。         

買い出しは、まずホームセンターでハンドマイクと薪用のロープを、そしてスーパ
ーで豚汁用の食材を買う。50人分の量が想像出来ずにあれこれ悩み、かなり時間
がかかってしまった。ついでに今晩のわが家のメニュー、ボルシチの材料も買う。
まだ雨が降っていて2時だというのに空も暗い。気持ちも暗くなる。      

雨はキャンプ場に帰る頃にはバシャバシャ音を立てる程になってしまっていた。い
よいよ「雨だよお〜・・・どうしよお〜・・・」という状態になってきた。わたる
さん家族が到着していて車の横にテントを張り、さらに雨の中でターフを張ろうと
苦戦していた。                              

ハミングウェイさん一行が車で到着していて、どこに荷物を下ろそうかと思案して
いる。雨が小降りになったところを見計らって部屋割りと夕食の準備に入る。炊事
場は屋根があるので取り合えず濡れる心配はない。薪を運んでかまどに火を付ける
と、あわただしかった1日が一段落したようで妙に落ち着いた。お湯を沸かしなが
ら「さて、これから何をしようか・・」と考える余裕が出てきた。       

そうこうする内に、野村さん、ARCTさん、猫ミュウさんが到着。途中寄ってきた
小菅川で素晴らしい森を見たと話してくれた。3人は段取り良くバーベキューの準
備をはじめる。RYONさんも帰ってきてそれに加わる。ハミングウェイさん一行の
夕食は豪華版だ。気前良く振る舞ってくれるのも嬉しい。(^^;) 私のボルシチはま
だ全然出来上がらない。まあ、夜は長いから・・・これで良いのだ。      

秩父焼酎「森の古々酒」のお湯割りがおいしい。寒くなってきたので体の芯から暖
まるのが良い。山男魚さんはすでにパワー全開。だいぶお酒が回ってきたようだ。
雨はすっかり上がっていてランタンの光が眩しい。お酒を飲みながら釣りの話が延
々と続く。                                

JICKYさん、式部さんの帰りが遅いので心配していたが真っ暗になってから戻って
きた。式部さんは4尾釣ったと言う。JICKYさんの接待モードだったようだ。秩父
の渓流を堪能出来れば良かったのだが、この雨ではそれも難しかっただろう。  

わたるさん家族も加わってにぎやかな宴会になった。加藤さんと稲垣さんがやって
きた。自己紹介などでさらに盛り上がる。すでに出来上がった人が一人2人イスに
沈没している。おやおや、猫ミュウさんのろれつがちょっとおかしくなってきたぞ
、大丈夫かな? 私はやっと出来上がったボルシチを食べる。なかなかおいしい。

明日の朝が早いのだからと思いながらぐいぐいと杯が進む。このまま雨が降らなけ
れば良いのだが・・・・                          

旨い酒とうまいボルシチ・・・・あとはまた明日から。            

(今回の皆さんの名前はハンドルネームという通信ネームで書いてあります。)