瀬音の森日記 99
1999年を振り返る
1999. 12. 28
1999年は「瀬音の森」が誕生した初年度という事もあり、激動の1年だった。この
1年間を振り返ると、思った通りに活動出来た事と思うように進まなかった事がある。
反省を来年に活かすという意味で1999年の活動を総括した。
1999年の「瀬音の森」主な活動は以下の通り。
1月28日●「瀬音の森」設立総会:この日「瀬音の森」が誕生し、第一歩が踏み出さ
れた。多くの会員に参加していただき、緊張した一日だった。
3月17日●ニフティサーブ内に「瀬音の森を考える会議室」スタート:NAKANOさん
の主催による会議室が始まり、瀬音の森について議論しあう場が出来た。
3月23日●会報「瀬音の森通信」の発行:会員間の情報交換と活動の記録として会報
が発行された。この第1号以後第2号、第3号の発行が続いている。
4月 8日●定例会始まる:渋谷駅から徒歩7分、自然保護団体御用達の喫茶店青山コ
ピスにて第一回の定例会が開催された。以後、毎月第2木曜日に定例会が
開催され続けている。
5月13日●「瀬音の森・小菅」旗揚げ:わたるさんが小菅で「瀬音の森・小菅」の活
動を宣言。堀江渓愚さんの協力も頂きながら活動を始めた。
5月16日●安谷川イベントの開催:会員・オブザーバー合わせて50人という大勢の
参加で初めての公式イベントが秩父の安谷川で開かれた。川の清掃、稚魚
放流、チェーンソー体験など充実した一日だった。
7月19日●「瀬音の森・くまもと」下刈り:「瀬音の森・くまもと」の会員4名によ
る、吉無田の森の下刈りが行われた。
10月16日●東大演習林勉強会開催:秩父の東大演習林で2日間勉強会が開かれた。
樹木・植生・林業の勉強などが行われ、会員の基礎知識がアップした。
11月3日●小菅川清掃ボランティア活動:小菅村クリーンアップ作戦に会として参加
した。自治体の活動に参加したのは初めてで、会の活動を社会的に認知し
てもらう事につながった。
12月12日●炭焼き体験教室開催:会員・オブザーバー合わせて14名の参加で炭焼
き教室が開催された。炭や薪割りなどを体験し、有意義な一日だった。
こうした参加活動とは別に、会として自然保護の為に様々な署名活動も行った。
6月28日●川辺川ダムに【環境アセスメント】実施を求める誓願署名;初めての署名
運動は大勢の会員に協力を頂いて10月までの段階で792名の署名を集
める事が出来た。川辺川東京の会集計で全体合計19339名の署名。
11月18日●東大芦川ダム建設計画白紙撤回署名:現在も署名活動中だが、12月27
日現在で293名の署名が集まっている。この署名は1月一杯まで受け付
けているので、署名の主旨をご理解の上多くの署名をお願いしたい。
11月23日●阿寺渓谷ダム建設反対署名:会員の坂本さんから提案された署名活動で
12月15日までという短期間のものだったが、多くの会員の皆さんの協
力で174名の署名が集まり、「阿寺渓谷を愛する会」に手渡された。
以上のような活動の他、おおよしきりさんの「きのこの森」作りへの協力など、様々な
活動が行われた。1年の実績としては申し分ないくらいの活動は出来たと思うが、反省
点もある。下に設立総会時の事業計画案がある。これと実績を比較すると、当初考えて
いた事業と実際に行われた実績の間に差が見られる。この点が反省すべき点だ。
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1999年度 瀬音の森事業計画(案)
1、「瀬音の森・くまもと」の看板作成
2、「瀬音の森・くまもと」の下刈りボランティア
3、「瀬音の森・西丹沢」候補地選定および分収育林(法人の森)交渉
4、西丹沢渓流ゴミ拾いボランティア
5、秩父渓流ゴミ拾いボランティア
6、林業体験教室
7、山女魚の放流体験教室
8、炭焼き体験教室
9、瀬音の森通信(会報)の発行
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1については実現しなかった。
3については事実上凍結状態になっている。
4については実現しなかった。
6については出来たのか?出来なかったのか?実際には出来なかったというのが正しい
判断だと思う。2000年の大きな課題だが、「瀬音の森・小菅」の森にて本格的に実
施出来そうなので心強い。
他に反省点や今後の課題は、別に2000年の目標としてまとめたい。
いろいろあった1999年でした・・・・あとはまた明日から。